最終更新 2026.06.17
特許審査ハイウェイ(PPH)は、一方の特許庁で特許可能と判断された出願を、他方の特許庁で簡易な手続により早期に審査を受けられる制度です。日韓両国の特許庁は2007年4月からPPHを実施しています。
PPHのメリット
迅速な権利化
先行庁の審査結果を活用し、通常より早く審査を受けられます。
審査結果の共有
両特許庁が審査結果を共有し、重複審査を減らします。
費用・労力の軽減
早期審査で権利確保の時期を前倒しでき、事業戦略に活用できます。
利用手続
1
先行庁の審査
一方の庁(例:日本JPO)で特許可能の判断または登録
2
対応出願の確認請求項の対応が必要
他方の庁(例:韓国KIPO)に対応出願があること
3
PPH申請手数料不要(通常)
早期審査の申請書・必要書類を提出
4
早期審査
対応庁が先行庁の結果を参照して早期に審査
5
審査結果
迅速に登録の可否を決定
PPHの種類
通常PPH
両庁の通常の審査結果(特許可能の判断)を基礎に申請。
PCT-PPH
PCT国際調査・国際予備審査の結果(見解書等)を基礎に申請。
グローバルPPH(GPPH)
多数の参加特許庁間で共通要件によりPPHを利用する多国間の枠組み。
最近の動向
2007〜
日韓PPHの実施
2007年4月の実施以降、PCT-PPH、グローバルPPH等へ利用範囲が拡大しました。
随時
参加庁の拡大
GPPH参加庁が継続的に増え、グローバル出願戦略での活用度が高まっています。
[出典] 経済産業省 特許庁 · 特許審査ハイウェイ(PPH)